原題
Comparison of metastasectomy and stereotactic body radiation therapy for pulmonary oligometastasis from hepatocellular carcinoma: a propensity score-weighted analysis.
**背景:**本研究では、肝細胞癌(HCC)および肺少数転移を有する患者の治療において、転移巣切除術と定位放射線治療(SBRT)の有効性を比較検討する。
**方法:**322の転移性肺病変を有する209人のHCC患者のレトロスペクティブ分析が実施され、バイアスを軽減するために傾向スコアに基づく治療重み付けの逆確率を利用して、転移切除術を受けた150人の患者とSBRTを受けた59人の患者を比較した。
**結果:**2年全生存率は、転移巣切除術群で74%であったのに対し、SBRT群では57.6%であった(p=0.006)が、局所進行および無病生存率のアウトカムは同程度であった。
**結論:**いずれの治療法も効果的な局所制御を示しており、治療の選択には個々の患者因子および肝内疾患の状態を考慮すべきである。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.09.022
PMID: 39299553
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