原題
Whole abdominal pencil beam scanned proton FLASH increases acute lethality.
背景:超高線量率FLASH放射線療法(RT)は腫瘍を制御しながら正常組織毒性を低下させるのに有望であるが、胃腸毒性に対するその効果は、特にペンシルビーム走査(PBS)FLASH陽子線治療(PRT)では不明である。
方法:C57BL/6Jマウスは、FLASHに対して80〜100 Gy/s、従来の(CONV)RTに対して0.6 Gy/sの線量率でPBS PRTを用いて全腹部照射を受けた。生存と腸陰窩再生は、AIベースの分析を使用して照射後4日で評価された。
結果:14 GyのFLASH PRT後の生存率はCONVと比較して有意に低かった(P<0.001)。腸陰窩の指標に有意な群間差は観察されなかった。
結論:この研究は、同様の腸組織学にもかかわらず、腹部PBS FLASH PRT後の有意に損なわれた生存を明らかにする。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.09.006
PMID: 39299552
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