原題
Stereotactic radiotherapy for localized prostate cancer: 10-year outcomes from three prospective trials.
背景:定位放射線治療(SABR)は限局性前立腺癌に対してますます使用されるようになっており、従来の放射線治療と同等の有効性を示している。しかし、長期転帰は依然として過小報告されている。
方法:本研究では、SABR(35~40 Gyを5分割)を受けた3件のカナダの試験(2006~2013年)から、低リスクおよび中リスクの限局性前立腺がん患者を分析した。PSA、転移、および生命状態に関するプロスペクティブなデータを収集し、カルテレビューを通じて二次悪性腫瘍を評価した。
結果:267人の患者(追跡期間中央値10.3年)のうち、10年生化学的失敗は7.7%であり、全生存率は84.1%であった。二次悪性腫瘍は患者の10.1%に発生し、二次悪性腫瘍からの10年無再発生存率は89.2%であった。
結論:SABRは限局性前立腺癌に対して優れた長期管理を提供し、二次悪性腫瘍のリスクは中等度である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.09.009
PMID: 39293531
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