原題
Preoperative Chemoradiotherapy for Resectable Gastric Cancer.
背景:本研究では、切除可能な胃癌の治療として術前化学放射線療法と周術期化学療法を比較したが、化学放射線療法の有効性に関するこれまでのデータは限られていた。
方法:国際第3相試験では、胃または胃食道接合部の腺癌患者574人を、術前化学放射線療法+周術期化学療法または周術期化学療法単独のいずれかに無作為に割り付けた。主なエンドポイントは、全生存期間および無増悪生存期間であった。
結果:術前化学放射線療法群はより高い病理学的完全奏効(17%対8%)を示したが、全生存期間(46ヶ月対49ヶ月)および無増悪生存期間は同程度であった。
結論:この患者集団では、術前化学放射線療法は周術期化学療法単独と比較して全生存期間を延長しなかった。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2405195
PMID: 39282905
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