全身照射後の長期生存者における二次固形悪性腫瘍。

原題
Secondary solid malignancies in long-term survivors after total body irradiation.
背景:全身照射(TBI)ベースの同種造血幹細胞移植(allo-HSCT)は急性骨髄性白血病(AML)を治癒させることができるが、二次悪性腫瘍のリスクを増大させ、長期生存に影響を及ぼす可能性がある。

方法:この後ろ向き研究では、2000年から2016年までにallo-HSCT前にTBIを受けた89人のAML患者における二次固形悪性腫瘍および前癌病変の発生率を、原因特異的ハザードモデルを用いて関連する危険因子とともに評価した。

結果:追跡期間中央値は15.2年であり、10年、15年、および20年での二次悪性腫瘍の累積発生率は8%、14%、および17%であった。高齢であることは、二次悪性腫瘍が少ないことと相関していたが、早期死亡が多かった。

結論:より高いTBI線量はより低い悪性腫瘍率と関連しており、高齢患者における競合リスクの複雑さを強調している。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02520-8
PMID: 39289692

コメント

タイトルとURLをコピーしました