免疫チェックポイント阻害薬投与後の腎細胞癌患者におけるチボザニブ+ニボルマブとチボザニブ単剤療法の比較:第3相TiNivo-2試験の結果。

原題
Tivozanib plus nivolumab versus tivozanib monotherapy in patients with renal cell carcinoma following an immune checkpoint inhibitor: results of the phase 3 TiNivo-2 Study.
背景:本研究では、ICI療法後の転移性腎細胞癌の進行に対するチボザニブ-ニボルマブとチボザニブ単剤療法の有効性を評価し、最適な治療順序に取り組んでいる。

方法:多施設共同第3相TiNivo-2試験では、1種類または2種類の治療ライン後に患者343人を無作為に割り付け、併用療法とチボザニブ単独を比較した。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)であった。

結果:追跡期間中央値は12ヵ月であった。PFS中央値は、チボザニブ-ニボルマブ群で5.7ヵ月、チボザニブ単独群で7.4ヵ月であり、有意差はなかった(p=0.49)。重篤な有害事象は、それぞれ患者の32%および37%で報告された。

結論:結果は、進行腎細胞癌におけるICI再投与の回避を支持しており、チボザニブ単剤療法はICI後の治療に有効であることを示している。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(24)01758-6
PMID: 39284329

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