ENGOT-en11/GOG-3053/KEYNOTE-B21:新たに高リスク子宮内膜癌と診断された患者を対象とした、放射線療法を併用するまたは併用しないペムブロリズマブまたはプラセボと補助化学療法の無作為化二重盲検第3相試験。

原題
ENGOT-en11/GOG-3053/KEYNOTE-B21: A Randomised, Double-Blind, Phase 3 Study of Pembrolizumab or Placebo Plus Adjuvant Chemotherapy With or Without Radiotherapy in Patients With Newly Diagnosed, High-Risk Endometrial Cancer.
背景:本研究では、根治的手術後に新たに高リスク子宮内膜癌(EC)と診断された患者を対象に、残存病変のない患者に焦点を当てて、術後補助化学療法へのペムブロリズマブの追加を評価した。

方法:患者は、カルボプラチン-パクリタキセルと併用してペムブロリズマブまたはプラセボのいずれかを6サイクル投与する群に無作為に割り付けられ、その後、追加のペムブロリズマブまたはプラセボが投与された。主要評価項目は無病生存期間(DFS)および全生存期間であり、治療意図集団で解析された。

結果:1,095人の患者のうち、DFS率はペムブロリズマブ群とプラセボ群で同程度であった(75%対76%)。しかし、dMMR腫瘍を有する患者ではDFSの改善が観察された。

結論:ペムブロリズマブは、高リスクECコホート全体ではDFSを改善しなかったが、dMMR患者では有益性を示した。安全性プロファイルは許容可能であった。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.08.2242
PMID: 39284383

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