原題
Darolutamide in Combination With Androgen-Deprivation Therapy in Patients With Metastatic Hormone-Sensitive Prostate Cancer From the Phase III ARANOTE Trial.
背景:ARANOTE試験では、転移性ホルモン感受性前立腺癌(mHSPC)患者におけるアンドロゲン除去療法(ADT)と併用したダロルタミドの有効性を、去勢抵抗性疾患への進行を遅らせることに焦点を当てて検討した。
方法:この国際共同第3相試験では、主要評価項目として放射線学的無増悪生存期間(rPFS)を用いて、ADTと併用してダロルタミド600 mgを1日2回投与する群またはプラセボを投与する群に669人の患者を無作為に割り付けた。
結果:ダロルタミドはプラセボと比較してrPFSを46%有意に改善した(HR 0.54)。全生存期間は示唆的な有益性を示したが(HR 0.81)、二次エンドポイントも疾患進行および疼痛の遅延を示した。
結論:ダロルタミドとADTの併用は、mHSPC患者において有意な臨床的有益性、rPFSの改善、および良好な安全性プロファイルを示す。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-01798
PMID: 39279580
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