原題
Gemcitabine, carboplatin, and Epstein Barr virus-specific autologous cytotoxic T lymphocytes for recurrent or metastatic nasopharyngeal carcinoma: VANCE, an international randomized Phase 3 trial.
背景:本研究では、再発または転移性鼻咽頭癌(NPC)の治療におけるエプスタイン-バーウイルス特異的細胞傷害性Tリンパ球(EBV-CTL)療法とゲムシタビンおよびカルボプラチン(GC)の併用の有効性を、安全性および抗腫瘍活性に関する以前の知見に基づいて検討した。
方法:30施設にわたる多施設ランダム化第3相試験では、全生存期間(OS)および無増悪生存期間および生活の質を含む二次的指標に焦点を当てて、GC+EBV-CTL対GC単独を評価した。
結果:330人の参加者を対象としたところ、OS中央値は両群で同程度であり(GC+EBV-CTL群25.0ヵ月対GC群24.9ヵ月)、有害事象は最小限であった。
結論:GC+EBV-CTLは安全性を示したが、化学療法と比較して全生存期間を有意に改善しなかった。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.08.2344
PMID: 39241963
Open Access
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