原題
A multifunctional targeted nano-delivery system with radiosensitization and immune activation in glioblastoma.
背景:膠芽腫(GBM)は、放射線抵抗性、血液脳関門(BBB)、および免疫回避のために困難な脳腫瘍である。高線量照射は抗腫瘍免疫を増強するが、脳損傷のリスクがある。
方法:本研究では、高用量照射の免疫効果を安全に利用するためにナノ粒子を使用することを検討する。放射線増感のためにDbaitを用いたカチオン性リポソーム(A2-CL/Dbait NPs)を開発し、抗OX 40を用いたPLGA-PEG-Malナノ粒子(A 2-PLGA-PEG-Mal/抗OX 40 NPs)は腫瘍抗原を標的とした。
結果:両方のナノ粒子タイプは、良好なBBB標的化および低い毒性を示し、GBMマウスモデルにおいて生存を有意に延長し、腫瘍を減少させた。
結論:これらのナノ粒子を従来の放射線療法と組み合わせることは、GBM治療のための有望でより安全な治療戦略を提供する。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02511-9
PMID: 39267113
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