原題
Datopotamab Deruxtecan Versus Chemotherapy in Previously Treated Inoperable/Metastatic Hormone Receptor-Positive Human Epidermal Growth Factor Receptor 2-Negative Breast Cancer: Primary Results From TROPION-Breast01.
背景:TROPIN-Breast 01試験では、内分泌療法中に進行したHR+/HER2-乳癌患者を対象に、ダトポタマブデルクステカン(Dato-DXd)と治験責任医師が選択した化学療法薬(ICC)を比較評価した。
方法:手術不能/転移性HR+/HER2-乳癌を有する成人を、Dato-DXd(3週間毎に6 mg/kg)またはICC(エリブリン、ビノレルビン、カペシタビン、またはゲムシタビン)を投与する群に無作為に割り付けた。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)および全生存期間(OS)であった。
結果:Dato-DXdはPFSを有意に改善し(HR 0.63)、OSの改善傾向(HR 0.84)を示し、ICCと比較してグレード3以上の有害事象が少なかった。
結論:Dato-DXdは有意なPFSベネフィットと管理可能な安全性プロファイルを提供しており、この患者集団における使用を支持している。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00920
PMID: 39265124
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