原題
Molecular, Socioeconomic, and Clinical Factors Affecting Racial and Ethnic Disparities in Colorectal Cancer Survival.
背景:全生存(OS)における人種及び民族的格差は結腸直腸癌患者で観察されているが、それらの寄与は不明である。
方法:単一施設コホート研究では、1973年から2023年までに診断された患者を調査し、媒介分析および多変量Cox回帰を通じて、OSに対する分子的、社会経済的、および臨床的因子の影響を分析した。
結果:47,178人の患者のうち、黒人患者は白人患者と比較してOSが不良であったが(HR、1.16)、アジア人およびヒスパニック系患者は良好であった。社会経済的地位が格差に最も寄与しており(29%)、分子的特徴がさらに19%を占めていた。
結論:この研究は、有意なOS格差を強調し、化学療法反応に影響する遺伝的因子のさらなる調査を促している。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.3666
PMID: 39264607
コメント