原題
Organ preservation after neoadjuvant long-course chemoradiotherapy versus short-course radiotherapy.
背景:本研究では、長期化学放射線療法(LCCRT)と短期放射線療法(SCRT)を含む全ネオアジュバント療法(TNT)レジメンで治療した直腸癌患者における臓器温存の結果を検討した。
方法:COVID-19政策変更後に自然実験が実施され、2018年1月から2021年1月までにLCCRT(n=247)およびSCRT(n=76)で治療された患者323人を比較し、2年間の臓器温存率および追加アウトカムに焦点を当てた。
結果:同様の臨床完全奏効率が認められた(LCCRT 44.5%対SCRT 43.4%)。2年間の臓器温存率はLCCRT群の方が高く(40%対31%)、局所再増殖率は低かった(19%対36%)。
結論:LCCRTは、無病生存率および全生存率が同程度であるにもかかわらず、経過観察管理に適格な患者において、より良好な臓器温存アウトカムのために支持されている。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.07.729
PMID: 39266364
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