頭頸部の原発性副鼻腔および皮膚腫瘍における海馬温存放射線療法。

原題
Hippocampal-Sparing Radiation Therapy in Primary Sinonasal and Cutaneous Tumors of the Head and Neck.
背景:原発性副鼻腔および皮膚頭頸部悪性腫瘍の患者は、しばしば海馬にかなりの放射線量を受ける。本研究は、これらの患者における海馬温存放射線療法(HSRT)の実行可能性とトレードオフを評価することを目的とした。

方法:本研究は、副鼻腔または皮膚の悪性腫瘍の治療を受けた30人の患者を対象とした。HSRT計画は強度変調放射線療法を用いて作成され、線量および容積は標準計画と比較された。

結果:HSRTは、計画標的体積範囲を妥協したり、他の臓器への線量を増加させたりすることなく、海馬への放射線量を有意に減少させた(主要指標で44%および65%の減少)。

結論:HSRTは実行可能で有効であり、頭頚部癌患者に対する臨床的意義を前向きに検討する必要がある。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2024.101588
PMID: 39263446

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