原題
Echocardiographic Functional Outcomes Following Regional Nodal Irradiation for Breast Cancer Using Volumetric Modulated Arc Therapy.
背景:乳癌に対する領域結節照射(RNI)は転帰を改善するが、心臓の放射線被曝を増加させる可能性がある。回転型強度変調放射線治療(VMAT)は、高用量の心臓被曝を減少させる可能性があるが、低用量の被曝を増加させる可能性がある。
方法:このIRB承認の研究は、VMATによるアジュバントRNIを受けている患者を登録した。治療前、治療後、および治療後6か月に心エコー検査を実施し、符号付き順位検定およびスピアマン相関検定を用いてパラメータを比較した。
結果:19人の患者の間で,治療前と治療後の左心室駆出率(LVEF)または全体の縦方向歪(GLS)に有意な変化は観察されず,心臓線量との相関は見出されなかった。
結論:RNIに対するVMATはこのコホートの心機能に有意な影響を及ぼさなかったことから、VMATを使用することで、化学療法を受けている乳癌の患者の心臓障害を回避できる可能性があることが示唆された。さらなる研究が必要である。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2024.101581
PMID: 39258142
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