S1500の最終全生存期間解析:進行乳頭状腎細胞癌におけるスニチニブとカボザンチニブ、クリゾチニブ、およびサボリチニブを比較する無作為化第II相試験。

原題
Final Overall Survival Analysis of S1500: A Randomized, Phase II Study Comparing Sunitinib With Cabozantinib, Crizotinib, and Savolitinib in Advanced Papillary Renal Cell Carcinoma.
背景:METシグナル伝達経路は乳頭状腎細胞癌(PRCC)の病因に関与している。第II相PAPMET試験では、進行PRCC患者を対象として、カボザンチニブとスニチニブの有効性を比較評価した。

方法:この多施設無作為化試験は、スニチニブ、カボザンチニブ、クリゾチニブ、またはサボリチニブに無作為に割り付けられた進行PRCC患者147人を対象とした。後者の2群は無益のために閉鎖された。

結果:追跡期間中央値17.5ヶ月で、全生存期間(OS)中央値はカボザンチニブ群で21.5ヶ月、スニチニブ群で17.3ヶ月であり、両群間に有意差はなかった。

結論:カボザンチニブは進行PRCCに対して実行可能な選択肢であるが、OSの有益性がないことから、新しい治療法の必要性が強調されている。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00767
PMID: 39255440

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