がん患者におけるオピオイド誘発性便秘に対するナルデメジン:多施設共同、二重盲検、無作為化、プラセボ対照試験。

原題
Naldemedine for Opioid-Induced Constipation in Patients With Cancer: A Multicenter, Double-Blind, Randomized, Placebo-Controlled Trial.
背景:オピオイド誘発性便秘はしばしばがん患者の疼痛管理を妨げる。本試験では、強オピオイド療法を開始した患者を対象に、ナルデメジンの便秘に対する予防効果を評価した。

方法:2021年7月から2023年5月まで、強力なオピオイドを開始したがん患者を対象に、多施設共同、二重盲検、無作為化、プラセボ対照試験が実施された。参加者は、ナルデメジンまたはプラセボのいずれかを14日間投与されるように割り当てられた。主要アウトカムは14日目の腸機能指数であった。

結果:評価された103人のうち、99人の患者が治療を受けた。ナルデメジンは便秘を有意に減少させ(64.6%対プラセボの17.0%)、生活の質と自発的な排便を改善した。

結論:ナルデメジンはオピオイド誘発性便秘を効果的に予防し、関連する生活の質を高める。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00381
PMID: 39255425

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