非小細胞上溝腫瘍に対する三峰性治療の一部としての炭素イオンビーム放射線療法:INKA研究。

原題
Carbon Ion Beam Radiation Therapy as Part of a Trimodal Therapy for Non-small Cell Superior Sulcus Tumors: The INKA Study.
背景:上溝腫ようはしばしば術前化学放射線療法(nCRT)とそれに続く手術で治療される。INKA研究は、この文脈で従来の光子照射の代替として炭素イオン放射線療法(C12-RT)を評価することを目的とした。

方法:プロスペクティブなINKA研究では、局所進行非小細胞上溝腫瘍の対患者を対象とした。参加者はシスプラチンとビノレルビンを2サイクル投与された後、39 Gyの寡分割C12-RTを受け、その後手術を受けた。

結果:14人の患者のうち、グレード3/4の毒性を経験した患者はいなかった。8人の患者(57%)が部分奏効を示し、病理学的完全寛解は切除症例の19%で生じた。疼痛スコアは治療後に有意に改善した。

結論:INKA試験では、C12-RTを併用したnCRTは実行可能で、安全かつ有効であり、迅速な疼痛緩和および優れた腫瘍反応をもたらすことが実証された。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2024.101573
PMID: 39234234

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