虚血性脳卒中に対する補助的なアルガトロバンまたはエプチフィバチドの静脈内投与。

原題
Adjunctive Intravenous Argatroban or Eptifibatide for Ischemic Stroke.
背景:本研究では、急性虚血性脳卒中に対する静脈内血栓溶解療法と、抗凝固剤アルガトロバンまたは抗血小板薬エプチフィバチドとの併用の安全性および有効性を検討する。

方法:第3相単盲検試験では、発症から3時間以内に血栓溶解療法を受けた後、アルガトロバン、エプチフィバチド、またはプラセボを投与された514人の患者を対象とした。主要アウトカムには、90日目の効用加重修正ランキンスケールスコアおよび症候性頭蓋内出血率が含まれた。

結果:90日目のスコアは、プラセボ(6.8)と比較して、アルガトロバン(5.2)およびエプチフィバチド(6.3)で悪かった。死亡率は、アルガトロバン(24%)およびエプチフィバチド(12%)の方がプラセボ(8%)よりも高かった。

結論:いずれの補助療法も脳卒中後の障害を減少させず、いずれも死亡率の増加と関連していた。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2314779
PMID: 39231343

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