副鼻腔粘膜黒色腫に対する炭素イオン放射線療法における臨床標的体積設計と線量。

原題
Clinical target volume design and dose in carbon-ion radiation therapy for sinonasal mucosal melanoma.
背景:副鼻腔粘膜メラノーマ(SNMM)に対する臨床標的体積(CTV)と放射線療法の線量に関する確立されたガイドラインはない。本研究は、SNMM治療のためのCIRT CTVと線量パラメータを定義することを目的とした。

方法:16分割で57.6または64 Gyの線量で炭素イオン放射線療法(CIRT)で治療した135人のSNMM患者のレビューを行い、CTVを小容積と拡張容積に分類し、局所再発(LR)パターンを分析した。

結果:5年LR率は35.3%であった。拡大CTVはパターンIIのLRリスクを有意に低下させたが、57.6 Gyの線量はより大きな腫瘍には不十分であった。

結論:SNMMに対するCIRTにおける拡張CTVアプローチは、リスクを軽減しながら治療結果を最適化するために支持されている。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110511
PMID: 39216826

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