CAPRI 2-GOIM試験において、リキッドバイオプシーによる包括的なゲノムプロファイリングは、腫瘍の不均一性を捉え、RAS/BRAF(V600E)野生型の転移性大腸がん患者におけるがんの脆弱性を特定する。

原題
Comprehensive genomic profiling by liquid biopsy captures tumor heterogeneity and identifies cancer vulnerabilities in patients with RAS/BRAF(V600E) wild type metastatic colorectal cancer in the CAPRI 2-GOIM trial.
背景:腫瘍組織の包括的なゲノムプロファイリング(CGP)は転移性結腸直腸癌(mCRC)に対して支持されているが、リキッドバイオプシーに基づく循環腫瘍DNA(ctDNA)CGPに関するデータは限られている。

方法:CAPRI 2-GOIM試験では、RAS/BRAF野生型mCRC患者を対象として、組織DNAにはFoundationOne(F1)CDxを、血漿ctDNAにはF1 Liquid(F1L)CDxを用いて、ctDNAによるセツキシマブベースの治療を評価した。

結果:ctDNAの検出は患者の68.3%で達成され、検査間の有意な一致(61.4%)を示し、腫瘍分画が上昇すると72.7%に増加した。

結論:リキッドバイオプシーベースのCGPは実行可能であり、より有益である可能性があり、RAS/BRAF WT mCRC患者の半数以上で追加の実行可能な変化を特定する。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.08.2334
PMID: 39214459

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