ホルモン受容体陽性、HER 2陰性進行乳癌患者に対するカピバセルチブおよびフルベストラント(CapTello-291):第3相無作為化二重盲検プラセボ対照試験の患者報告アウトカム。

原題
Capivasertib and fulvestrant for patients with hormone receptor-positive, HER2-negative advanced breast cancer (CAPItello-291): patient-reported outcomes from a phase 3, randomised, double-blind, placebo-controlled trial.
背景:CapTello-291試験は、ホルモン受容体陽性、HER 2陰性の進行乳癌におけるカピバセルチブ-フルベストラントを評価する第3相試験であり、プラセボ-フルベストラントと比較して無増悪生存期間の改善を示している。

方法:世界中の193の施設で実施され、901人の患者がカピバセルチブ-フルベストラントまたはプラセボ-フルベストラントを受けるように無作為に割り付けられた。患者報告アウトカムは、様々な質問票を用いて評価され、ベースライン時およびベースライン後の時点で分析された。

結果:708人の患者の中で、カピバセルチブ-フルベストラントは、下痢の報告が増加したにもかかわらず、プラセボと比較して生活の質を維持し、健康状態の悪化を遅らせた。

結論:カピバセルチブ-フルベストラントは、患者が報告した生活の質と安全性を高めるようであり、この患者集団に対するベネフィット-リスクプロファイルを支持している。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00373-5
PMID: 39214106

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