原題
Undetectable PSA predicts outcome after salvage radiotherapy for biochemical recurrence following radical prostatectomy.
背景:サルベージ放射線療法(SRT)は、根治的前立腺摘除術(RP)後の生化学的再発を効果的に治療することができ、検出不能な前立腺特異抗原(PSA)が0.1 ng/mL未満であることは、より良好な生化学的無増悪生存期間(BPFS)を示す。この研究は、SRT後の生存に対する検出不能なPSAの長期的な影響を評価することを目的とした。
方法:転移または以前のアンドロゲン除去療法を受けた患者を除いて、SRTで治療した678人の患者の後ろ向き分析を行った。SRT線量の中央値は70.2 Gyであった。生存分析にはログランク検定とコックス回帰を用いた。
結果:追跡期間中央値5.6年で、5年BPFSは検出不能なPSAに対して77.8%であったのに対し、検出可能なPSAに対しては16.3%であった(p<0.001)。
結論:SRT後の検出不能なPSAはBPFSと無転移生存の有意な予測因子であり、選択された患者においてADTを保留する可能性を示唆している。さらなる前向き研究が必要である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110476
PMID: 39147035
Open Access
コメント