原題
Olaparib Without Androgen Deprivation for High-Risk Biochemically Recurrent Prostate Cancer Following Prostatectomy: A Nonrandomized Controlled Trial.
**背景:**ポリ(アデノシン二リン酸-リボース)ポリメラーゼ阻害薬であるオラパリブは、相同組換え修復(HRR)の変化を伴う転移性前立腺癌に対してホルモン療法の有効性を示しているが、アンドロゲン除去療法を併用しない場合の有効性は不明であった。
**方法:**この第2相単群試験では、根治的前立腺摘除術後の高リスクの生化学的再発前立腺がん患者51人を登録し、疾患の進行または有害作用がみられるまでオラパリブ単剤療法(300 mgを1日2回)を評価した。
**結果:**参加者のうち、26%がPSAの50%以上の低下を達成し、主にHRR陽性群(48%)であった。一般的な副作用には、疲労(63%)および悪心(55%)が含まれた。
**結論:**オラパリブは、BRCA2変異を有する患者で高いPSA奏効率を示しており、さらなる調査が必要であるが、HRR変異のない患者では活性が欠如している。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.3074
PMID: 39172479
コメント