PDL 1で選択されていないステージIIIの非小細胞肺癌における胸部放射線療法と同時および統合durvalumabの安全と効果に関して:簡単な報告。

原題
Concerning safety and efficacy of concurrent and consolidative durvalumab with thoracic radiotherapy in PDL1-unselected stage III non-small cell lung cancer: brief report.
背景:本研究では,局所進行非小細胞肺癌(NSCLC)に対する胸部放射線治療(RT)の同時および地固めdurvalumabを用いた化学療法不要のレジメンを検討した。

方法:この単一群第II相試験には、胸部RT(30分割で60 Gy)でdurvalumabを受け、その後追加のdurvalumabサイクルを受けたステージIIIのNSCLC患者が含まれた。

結果:この試験は、患者10人が転帰不良のため終了した。追跡期間中央値は12ヵ月であった。5人が疾患進行を経験し、8人が死亡した。12ヵ月無増悪生存率は20%であり、グレード4の急性腎障害1例を含む高度の毒性が認められた。

結論:治療の組み合わせは、選択されていないステージIIIのNSCLC患者において、有意な毒性と早期の疾患進行をもたらした。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.07.2333
PMID: 39147210

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