原題
PRECISE: Preoperative Radiotherapy to Elicit Critical Immune Stimulating Effects – A Phase II Clinical Trial.
背景:限られた研究領域であるエストロゲン受容体陽性,HER2Neu非増幅乳癌における腫よう浸潤リンパ球(TIL)に対する術前放射線療法の効果を検討した。
方法:第II相試験では、20人の患者が手術の6〜8日前に7.5 Gyの単回照射または2 Gyの5分割照射のいずれかを受けた。染色したサンプルを用いて腫瘍TILの割合を評価し、短期安全性を評価した。
結果:放射線療法後に間質TILの有意な増加が認められ(中央値3.0対5.0、p=0.0037)、グレード3以上の毒性は報告されなかった。患者の94%は良好から優れた美容的転帰を示した。
結論:術前放射線治療ブーストは安全であり,TILを増加させることにより腫よう微小環境を効果的に刺激する。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.08.008
PMID: 39147206
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