MIBCに対する1日2回の放射線+5-フルオロウラシル/シスプラチンまたは1日1回の放射線+ゲムシタビンによる膀胱温存の長期結果-NRG/RTOG 0712の最新報告:無作為化第2相試験。

原題
Long-Term Results of Bladder Preservation with Twice-Daily Radiation plus 5-Flourouracil/Cisplatin or Daily Radiation plus Gemcitabine for MIBC – Updated Report of NRG/RTOG 0712: A Randomized Phase 2 Trial.
背景:この試験では,筋層浸潤性ぼうこう癌(MIBC)のぼうこう温存治療に対して,1日2回照射(FCT)による5-FU/シスプラチンと1日1回照射(GD)によるゲムシタビンの有効性を比較した。

方法:cT2-4a MIBCを有する患者を、経尿道的切除および最初の化学放射線療法後にFCTまたはGDのいずれかを受けるように無作為に割り付けた。主要エンドポイントは遠隔転移なし(FDM)であり、7年後に更新されたデータが報告された。

結果:66人の適格患者のうち、FDM率はFCTで65%、GDで73%であった。全生存率はそれぞれ48%と59%であり、膀胱摘除術の施行率は低く、毒性も許容範囲内であった。

結論:両レジメンは高いFDMと全生存率を低い晩期毒性で維持するのに有効であり、膀胱温存療法としての使用を支持した。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.08.007
PMID: 39147209

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