リンパ球の染色体異常に対するCBCTと治療用X線線量の複合生物学的効果。

原題
Combined biological effects of CBCT and therapeutic X-ray dose on chromosomal aberrations of lymphocytes.
背景:コーンビーム計算機トモグラフィー(CBCT)は標的位置決定のための放射線療法に一般的に使用されている。本研究の目的は、in vitro染色体線量測定により治療線量と比較したCBCT線量の生物学的効果を評価することである。

方法:健康なボランティアからの末梢血試料をCBCTと6 MV線形加速器(LINAC)を用いて照射した。染色体異常を評価して吸収線量を決定した。

結果:CBCT曝露は治療用量よりも高い染色体異常をもたらした;併用用量は、特に複数のCBCTで推定用量を有意に増加させた。

結論:染色体異常からの推定線量は物理的線量を超える可能性があり、二次がんリスクを潜在的に軽減するために総治療線量の計算において考慮する必要がある。さらなる研究が必要である。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02504-8
PMID: 39143640

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