小児プロトン/フォトンコンソーシアムレジストリにおける陽子線治療脳幹制約の進化。

原題
Evolution of Proton Radiotherapy Brainstem Constraints on the Pediatric Proton/Photon Consortium Registry.
背景:光子と比較して陽子線治療(PRT)による脳幹毒性が高いことへの懸念から、2014年に線量拘束ガイドラインが改訂された。本研究では、これらのガイドラインに従った診療パターンの変化を評価した。

方法:前向き多施設コホート研究では、2002〜2019年に治療した22歳未満の原発性後頭蓋か脳腫瘍患者のデータを分析し、2014年のガイドラインに基づいて線量測定データを標準化した。

結果:467人の患者のうち、脳幹拘束のコンプライアンスは64.0%(2002-2014年)から74.6%(2015-2019年)に改善した。上衣腫患者は、他の患者と比較して低いコンプライアンスを示した(異なる組織型で48.8%対77%超)。

結論:ガイドライン後のほとんどの患者で、より保守的な脳幹制約が採用され、脳幹毒性率への影響を評価するために今後の研究が必要であった。
Journal: Pract Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.6)
DOI: 10.1016/j.prro.2024.05.013
PMID: 39128543

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