原題
Postoperative radiotherapy in women with early operable breast cancer (Scottish Breast Conservation Trial): 30-year update of a randomised, controlled, phase 3 trial.
背景:本研究はScottish Breast Conservation Trialを更新し、早期乳癌患者における放射線療法を併用するまたは併用しない乳房温存手術の長期アウトカムを調査している。
方法:早期乳癌を有する70歳未満の女性589人のうち、参加者は、手術後に高用量放射線療法を受ける群と受けない群のいずれかに無作為に割り付けられた。患者は月経およびエストロゲン受容体の状態によって層別化され、アウトカムは同側乳房腫瘍の再発および全生存率について評価された。
結果:追跡期間中央値17.5年後、同側再発は放射線療法群の方が有意に低かったが(16%対36%、p<0.0001)、全生存期間は両群で同程度であった(19.2年対18.7年、p=0.43)。
結論:アジュバント放射線療法は、癌の生物学的特性が手術後の晩期再発につながる患者には限られた利益しかもたらさない可能性がある。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00347-4
PMID: 39127062
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