小直腸癌の臓器温存治療における接触X線小線源治療(CXB)と外照射療法(EBRT)の順序。

原題
Sequence of Contact X-ray Brachytherapy (CXB) and External Beam Radiation (EBRT) in organ-preserving treatment for small rectal cancer.
背景:外照射療法(EBRT)と接触X線近接照射療法(CXB)は、小さな直腸癌(3 cm以下)に対する代替治療である。これらの治療法の最適な治療順序は不明であった。

方法:この後ろ向き研究では、2008年から2019年の間に両方の治療を受けた直腸腺癌患者を分析した。傾向スコアマッチングと逆確率治療重み付けを使用して、患者特性のバランスを取り、腫瘍学の結果と治療後の直腸出血を評価した。

結果:251人の患者のうち、CXBを開始した患者は3年全生存率の改善(85%対77%、p=0.02)を示したが、直腸出血の発生率は高かった。

結論:CXBによる治療を開始すると、生存率は改善したが、出血リスクは上昇し、その他のアウトカムは両群で同程度であった。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110465
PMID: 39074538
Open Access

コメント

タイトルとURLをコピーしました