原題
Durability of Response With Selpercatinib in Patients With RET-Activated Thyroid Cancer: Long-Term Safety and Efficacy From LIBRETTO-001.
背景:LIBRETTO-001試験では、特に甲状腺髄様癌(MTC)および融合陽性甲状腺癌(TC)に焦点を当てて、RET活性化癌患者におけるセルペルカチニブの安全性および有効性を評価した。
方法:この第I/II相単群試験は390人の患者を対象とし,2023年1月までの長期追跡データを解析した。
結果:この研究では、カボザンチニブ/バンデタニブによる治療歴のないMTCで82.5%、治療歴のないTCで95.8%の客観的奏効率が報告された。無増悪生存期間(PFS)の中央値は、治療歴のない癌では両群とも達成されなかったが、前治療を受けたMTCおよびTCのPFSはそれぞれ41.4ヵ月および27.4ヵ月であった。
結論:セルペルカチニブは、RETが変化したMTCおよびTCを有する患者において、延長された追跡期間にわたって持続的な有効性および一貫した安全性プロファイルを示した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.02503
PMID: 39094065
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