原題
Clinical outcomes and risk stratification in unresectable biliary tract cancers undergoing radiation therapy.
背景:胆道癌(BTC)は悪性度が高く、診断が遅れることが多く、外科的選択肢が限られている。化学療法が一次治療であるが、放射線療法(RT)は切除不可能なBTC患者に有益である可能性がある。本研究は、全生存期間(OS)の予後マーカーを同定することを目的とした。
方法:RTで治療した切除不可能なBTC患者78人の後ろ向き研究を行った。単変量および多変量Cox回帰を用いて臨床データを解析し、OS予測因子を同定し、バイオマーカーモデルを開発した。
結果:OS中央値は12.3ヵ月であった。CA19-9値およびALBIグレードは有意なOS予測因子であり、OS中央値はリスク因子に基づいて24ヵ月から6.3ヵ月まで変動した。
結論:本研究は、切除不能なBTC患者における不均一なOSを明らかにし、臨床管理を強化するためにCA19-9およびALBIグレードを用いたバイオマーカーモデルを提示する。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02481-y
PMID: 39090660
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