乳癌治療の進歩:乳癌に対する術前定位放射線治療(SBRT)の系統的レビュー。

原題
Advances in breast cancer treatment: a systematic review of preoperative stereotactic body radiotherapy (SBRT) for breast cancer.
背景:乳房温存療法には外科的切除と補助放射線療法が含まれることが多く、腫瘍床を正確に標的とすることが困難であり、その結果、健康な組織に不必要な放射線が照射される。術前定位放射線治療(SBRT)はこの問題に対処する可能性がある。

方法:188人の患者を含む10の前向き臨床試験にわたって、早期毒性、美容的転帰、病理学的完全反応(pCR)率、及び治療プロトコールを評価し、系統的文献レビューを行った。

結果:治療には単回および分割SBRTが含まれ、急性および後期G2毒性はそれぞれ患者の0~17%および0~19%に認められた。美容的アウトカムは85~100%で優れており、全身療法によりpCR率は最大90%に達した。

結論:術前SBRTは、治療時間を短縮し、放射線量を最小限に抑え、低毒性で優れた美容的転帰を達成するという点で有望な早期結果を示している。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-024-02497-4
PMID: 39095859

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