原題
Risankizumab for Ulcerative Colitis: Two Randomized Clinical Trials.
背景:IL-23を標的とするモノクローナル抗体であるrisankizumabの潰よう性大腸炎に対する効果は不明である。
方法:2つの第3相無作為化試験は、以前の治療に反応しない中等度から重度の潰よう性大腸炎患者におけるリサンキズマブの有効性と安全性を評価した。導入試験には977人の患者が登録され、維持試験には754人の患者が参加した。
結果:導入試験では、12週目に臨床的寛解を達成した患者の割合は、risankizumab群で20.3%であったのに対し、プラセボ群では6.2%であった。維持試験では、52週目の寛解率は、risankizumab 180 mg群で40.2%、360 mg群で37.6%であったのに対し、プラセボ群では25.1%であった。
結論:Risankizumabは安全性の懸念なしに臨床的寛解率を有意に改善した;より長期の追跡研究が必要である。
Journal: JAMA (CiteScore 2022: 45.4)
DOI: 10.1001/jama.2024.12414
PMID: 39037800
コメント