QUASAR試験における早期大腸癌における補助化学療法の予後および有益性の予測のためのCD3およびCD8 T細胞免疫組織化学の評価。

原題
Evaluation of CD3 and CD8 T-Cell Immunohistochemistry for Prognostication and Prediction of Benefit From Adjuvant Chemotherapy in Early-Stage Colorectal Cancer Within the QUASAR Trial.
背景:結腸直腸癌(CRC)における高密度のCD3およびCD8 T細胞は良好な予後と関連しているが、化学療法の有益性に対するそれらの予測値は不明のままである。

方法:868人のQUASAR試験参加者からの腫瘍サンプルを、免疫組織化学を用いてCD3およびCD8密度について分析し、AI支援評価を行った。主要アウトカムは無再発期間(RFI)であり、トレーニングセットおよび検証セットで評価した。

結果:高リスク群の再発率は低リスク群の2倍であり、結腸癌と直腸癌で同様のパターンであった。CD3スコアは、再発を予防するために治療が必要な数(NNT)が異なる明確なリスクカテゴリーを特定した。

結論:高リスクのCD3/CD8群は2倍の再発率を経験するが、化学療法からは同様に有益であり、更新されたNNT推定値を可能にする。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.23.02030
PMID: 39083705

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