進行肺癌患者の呼吸困難に対する看護師主導の簡単な行動的介入のランダム化比較試験。

原題
Randomized Controlled Trial of a Nurse-Led Brief Behavioral Intervention for Dyspnea in Patients With Advanced Lung Cancer.
背景:呼吸困難は進行肺癌患者によくみられる衰弱性症状であり、有効な治療法は限られている。本研究では、これらの患者の呼吸困難を改善することを目的とした看護師主導の行動介入を評価する。

方法:無作為化試験において、中等度の呼吸困難を報告した進行肺癌患者247人が、通常のケアと比較して、呼吸法および体位に焦点を当てた2セッションの介入を受けた。アウトカムは、確立された尺度を用いて様々な時点で評価された。

結果:介入は通常のケアと比較して呼吸困難と機能的健康を有意に改善したが、全体的な生活の質と他の心理学的症状は差を示さなかった。

結論:看護師主導の行動介入は、進行肺癌患者の呼吸困難を効果的に軽減し、その長期的な利点をさらに調査する必要がある。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00048
PMID: 39088766

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