頭頸部がん患者における放射線皮膚障害の予防のためのカモミールを添加した場合と添加しない場合のリポソームゲルの比較:ランダム化比較試験。

原題
Comparison of liposomal gel with and without addition of chamomile for prevention of radiation dermatitis in head and neck cancer patients: A randomized controlled trial.
背景:放射線皮膚障害(RD)は放射線療法を受けている頭頚部癌患者に共通する問題である。本研究は、RDの予防と管理に対するカミツレ抽出物を含むリポソームゲルと含まないリポソームゲルの有効性を比較することを目的とした。

方法:初回放射線療法患者60名を二重盲検試験で2群に無作為に割り付けた。一次および二次アウトカムには、様々な形態のRDの発生および参加者の症状の測定が含まれた。

結果:乾性落屑は、カモミール群の76.9%に対して対照群では88.9%に生じた。落屑に対する放射線量の中央値は、カモミール群で48.0μGy、対照群で40.0μGyであった。

結論:有意差は認められなかったが、カモミール群はより低いグレードのRDを示し、将来の研究における改善された管理の可能性を示唆した。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110440
PMID: 39032836

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