フィラデルフィア染色体陽性ALLにおけるポナチニブとブリナツモマブの同時併用の結果。

原題
Results of the Simultaneous Combination of Ponatinib and Blinatumomab in Philadelphia Chromosome-Positive ALL.
背景:本研究は,フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ芽球性白血病(Ph+ALL)と新たに診断された60人の患者を対象に,ブリナツモマブとポナチニブを組み合わせた化学療法なしの治療計画を評価した。

方法:患者を中央値24か月間追跡し,完全な分子的反応率と測定可能な残存病変陰性度を評価した。

結果:分子遺伝学的完全奏効率は83%で、98%が測定可能な残存病変陰性を達成した。3年全生存率は91%で、イベントフリー生存率は77%に達した。

結論:ポナチニブとブリナツモマブの併用は非常に効果的で比較的安全であり、ほとんどの患者で化学療法と造血幹細胞移植の必要性を減少させた。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00272
PMID: 39028925

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