移植後のシクロホスファミドベースの移植片対宿主病予防は、適合または不適合の非血縁ドナーの使用間の転帰の差を減弱させる。

原題
Post-Transplant Cyclophosphamide-Based Graft-Versus-Host Disease Prophylaxis Attenuates Disparity in Outcomes Between Use of Matched or Mismatched Unrelated Donors.
背景:ヨーロッパ人以外の患者に対する同種造血細胞移植(HCT)へのアクセスは、しばしばHLA適合要件によって制限される。この研究では、HCTの結果における移植後のシクロホスファミド(PTCy)とカルシニューリン阻害剤(CNI)ベースの移植片対宿主病(GVHD)予防の有効性を評価した。

方法:2017年から2021年の間に最初のHLA適合非血縁ドナー(MUD)または不適合非血縁ドナー(MMUD)HCTを受けた成人レシピエントを、3年全生存率(OS)およびGVHDフリー、無再発生存率(GRFS)について分析した。

結果:10,025人のレシピエントの中で、PTCyはドナーの適合状態に関係なく、CNIと比較してOSとGRFSを改善した。

結論:PTCyはHCTの転帰を改善し、多様な人種および民族集団へのアクセスを拡大する。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO.24.00184
PMID: 39018507

コメント

タイトルとURLをコピーしました