原題
Increased synthetic cytotoxicity of combinatorial chemo-radiotherapy in homologous recombination deficient tumors.
背景:相同組換え欠損(HRD)腫瘍は、プラチナ製剤をベースとした化学療法(特にシスプラチン)および放射線療法(RT)によく反応する。これまでのところ、関与する特異的な分子特性は不明である。したがって、HRD腫瘍(BRCA突然変異を有する腫瘍を含む)は、シスプラチンおよびRTに高度に反応すると仮定された。
方法:種々のアッセイを用いて、乳癌細胞株におけるシスプラチンおよびRTの感受性試験を行った。シスプラチンとRTの臨床試験から得られた乳房腫瘍について全ゲノム配列決定を行った。
結果:機能的HRDはBRCA1/2欠損細胞株で確認され、シスプラチンとRTに感受性を示した。1人の患者は完全奏効を達成し、いくつかの基準を介してHRDの徴候を示した。
結論:種々の方法で同定できるHRD乳癌は、シスプラチンとRTに対してより反応性が高く、これは更なる研究に値する貴重な治療法であることを示唆した。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2024.06.037
PMID: 38997095
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