原題
Neoadjuvant short-course radiotherapy followed by camrelizumab and chemotherapy in locally advanced rectal cancer (UNION): early outcomes of a multicenter randomized phase III trial.
背景:本研究の目的は、進行直腸癌に対するネオアジュバント短期放射線療法(SCRT)後のCAPOXおよびPD-1モノクローナル抗体であるcamrelizumabと、長期化学放射線療法(LCRT)後のCAPOXとを比較することである。
方法:第III相試験では、患者をSCRTまたはLCRTのいずれかに無作為に割り付け、その後、カムリズマブとCAPOXまたはCAPOX単独を投与した。主な指標は病理学的完全奏効(pCR)率であった。
結果:SCRT群の患者の39.8%がpCRを達成したのに対し、LCRT群では15.3%であった。副作用は管理可能であり、両群で同程度であった。
結論:SCRTに続くcamrelizumabとCAPOXは、LCRTに続くCAPOXよりも有意に高いpCR率を示し、進行直腸癌に対する好ましい治療法としての可能性を示唆した。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.06.015
PMID: 38964714
Open Access
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