HPV+頭頸部がんにおける手術から放射線療法までの時間と集学的治療の結果との関連:多施設コホートの経験。

原題
Association Between Time From Surgery to Radiation Therapy and Multimodality Treatment Outcomes in HPV+ Head and Neck Cancer: A Multi-Institutional Cohort Experience.
背景:中咽頭へん平上皮癌(OPSCC)は典型的には手術と放射線治療(RT)で治療され、患者の転帰を悪化させないために術後6週間以内に治療されることが多い。しかし、この研究では、この時間枠は、より好ましい行動をとるHPV+OPSCC患者にとって有害ではない可能性があると仮定している。

方法:複数の治療法で治療された非転移性の高リスクHPV+OPSCCが研究された。この研究では、6週間を超える期間を延長とみなし、潜在的な交絡因子とともに無再発生存率との関連を検討した。

結果:96人の患者が研究された。結果から、RT時間枠の延長、化学療法、放射線治療の漸減、喫煙歴、および治療施設は治療失敗と相関しないことが示唆された。

結論:6週間を超える時間枠は、HPV+OPSCCの手術後の患者の転帰を悪化させなかった。異なる癌に対する最適な術後時間を確認するためにはさらなる研究が必要である。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2024.101515
PMID: 38993193

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