局所進行直腸癌患者におけるmFOLFIRINOXによる術前補助療法と術前化学放射線療法の比較:UNICANCER-PRODIGE 23試験の長期結果。

原題
Total neoadjuvant therapy with mFOLFIRINOX versus preoperative chemoradiotherapy in patients with locally advanced rectal cancer: long-term results of the UNICANCER-PRODIGE 23 trial.
背景:局所進行直腸癌の治療は一般的に優れた局所疾患制御をもたらすが、高い転移率は持続する。PRODIGE 23試験では、術前補助療法全体で優れた無病生存率および無転移生存率が示された。
方法:この第3相試験では、局所進行直腸腺癌患者を対象に、mFOLFIRINOXによる術前補助化学療法とその後の化学放射線療法を標準治療と比較した。主要エンドポイントは無病生存期間(DFS)であった。
結果:中央値82.2か月の追跡後、ネオアジュバント化学療法群は標準治療群よりも良好な7年DFS、無転移生存率(MFS)、及び全生存率(OS)を示した。
結論:mFOLFIRINOXを用いた術前補助化学療法とその後の化学放射線療法は、局所進行直腸癌患者の長期DFS、MFS、およびOSの改善を示し、主要な治療選択肢となった。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.06.019
PMID: 38986769

コメント

タイトルとURLをコピーしました