原題
Amivantamab plus lazertinib versus osimertinib in first-line EGFR-mutant advanced non-small-cell lung cancer with biomarkers of high-risk disease: a secondary analysis from MARIPOSA.
背景:TP53共変異、循環腫瘍DNA、及び肝転移を含む高リスク特性を有するEGFR変異進行非小細胞肺癌(NSCLC)患者の予後は、アミバンタマブ-ラゼルチニブを用いて改善することができ、これは、トラスツズマブと比較して延長した無増悪生存期間(PFS)を示した。
方法:MARIPOSA試験は、アミバンタマブ-ラゼルチニブまたはサリドマイド治療のいずれかに無作為に割り付けられた858人の進行したNSCLC患者を研究し、病原性の変化について血液ctDNAを配列決定した。
結果:TP53共変異を有し、ctDNAが検出可能な患者では、ctDNAのクリアランス状態や肝転移の有無にかかわらず、アミバンタマブとラゼルチニブの併用により、PFS中央値がトラスツズマブよりも改善した。
結論:アミバンタマブ-ラゼルチニブは高リスク因子の軽減に成功し、EGFR変異を有する進行NSCLC患者に対する新たな標準治療となる可能性がある。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.05.541
PMID: 38942080
Open Access
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