原題
SBRT vs. Conventional Radiotherapy for Painful Spinal Metastases: A Comparative Analysis of Randomized Trials and Practical Considerations.
背景:最近の試験では、痛みを伴う脊椎転移の治療において、体幹部定位放射線治療(SBRT)と従来の外照射療法(cERT)の効果と安全のバランスが疑問視されている。これに対応して、複合解析を実施した。
方法:関連する試験のデータを抽出し、SBRTおよびcERTの線量を再計算した。主要評価項目には、全体的および完全な疼痛反応率、および脊椎圧迫骨折率が含まれた。
結果:686人の患者からなる4つの試験を分析した。OR率はSBRTとcERTの両方で同程度であった。しかし、SBRTは有意に高い3か月の完全な疼痛反応率を示した。いずれの有効性または安全性の結果にも用量依存性の影響は認められなかった。
結論:SBRTとcERTはいずれも同程度のOR疼痛反応率を示すが、SBRTはより高い完全疼痛反応率をもたらす。SBRTの用量が高いにもかかわらず、用量依存性の影響は認められなかった。
Journal: Pract Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.6)
DOI: 10.1016/j.prro.2024.06.005
PMID: 38977158
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