頭頸部扁平上皮癌に対する(化学)放射線療法の3か月後のFGD-PET検査/CT検査は、かなりの数の患者を救済頸部郭清術から救う。

原題
FGD-PET/CT three months after (chemo)radiotherapy for head and neck squamous cell carcinoma spares considerable number of patients from a salvage neck dissection.
頭頚部扁平上皮癌(HNSCC)の治療後の残存頚部病変(RND)を同定するために、標準的な診断法と併用したFDG-PET検査/CT検査の影響を検討した。

方法:本研究では、2008年から2022年の間に(化学)放射線療法で治療されたHNSCC患者908人を対象に、RNDの検出におけるFDG-PET/CTと標準的なMRIおよびUS-FNA法の陽性適中率を比較した。

結果:FDG-PET検査/CT検査は標準法よりも優れており、精度は89%対65%であった。FDG-PET検査/CT検査で代謝完全奏効(CR)が得られた患者は、サルベージ頸部郭清術(SND)を受けておらず、領域失敗率はごくわずかであった(2.5%)。

結論:FDG-PET/CTを組み込むことは、患者の20%以上で不必要な処置を回避することにより、SNDに対する患者選択を改善した。しかし、代謝性CRのない患者には、SNDが強く推奨される。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2024.110407
PMID: 38942119

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