原題
Impact of Hormone Receptor Status and Tumor Subtypes of Breast Cancer in Young BRCA Carriers.
背景:乳癌におけるホルモン受容体発現は予後に有益であることが知られているが、BRCA病原性変異体(PV)を有する若年患者への影響は不明である。
方法:侵襲的乳癌およびBRCA PVを有する若年患者(40歳以下)におけるホルモン受容体状態の影響を検討し、受容体型および癌のサブタイプ別に臨床転帰および行動を分析した国際的な多施設研究。
結果:BRCAキャリア4,709人のうち、ホルモン受容体陽性の患者は遠隔再発率が高かったが、二次原発乳癌の発生率は低かった。長期予後はluminal A様乳癌患者で最も悪かった。
結論:ホルモン受容体の状態は、若いBRCAキャリアにおける疾患の再発および新たな癌の発症に影響を及ぼすため、治療カウンセリング中に考慮すべきである。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2024.06.009
PMID: 38908482
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