局所進行肺癌に対する強度変調放射線治療の長期予後予測:無作為化臨床試験の二次解析。

原題
Long-Term Prospective Outcomes of Intensity Modulated Radiotherapy for Locally Advanced Lung Cancer: A Secondary Analysis of a Randomized Clinical Trial.
背景:本研究は,手術不能な局所進行非小細胞肺癌(NSCLC)の治療における強度変調放射線療法(IMRT)の長期予後を評価する。
方法:本研究は、NSCLCに対して同時カルボプラチン/パクリタキセルと共に化学放射線療法(IMRT対3D-CRT)を受けた483人の患者を評価した第3相無作為化臨床試験の二次解析である。
結果:IMRTは重篤な肺炎の有害事象の有意な減少と関連していた。心臓容積(V20、V40、およびV60)として表される放射線量の増加への曝露は、全生存(OS)の悪化と相関していた。IMRTは3D-CRTと比較して心臓曝露(Heart V40)の強度を有意に低下させ、肺曝露および年齢はOSと関連していなかった。
結論:局所進行NSCLCの治療に対して,肺と心臓の放射線被曝を最小にすることを目的としたIMRTの標準使用を支持した。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2024.1841
PMID: 38935373

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