腎摘出術を受けた腎細胞癌患者における周術期ニボルマブと観察の比較(PROSPER ECOG-ACRIN EA8143):非盲検無作為化第3相試験。

原題
Perioperative nivolumab versus observation in patients with renal cell carcinoma undergoing nephrectomy (PROSPER ECOG-ACRIN EA8143): an open-label, randomised, phase 3 study.
背景:本研究は,手術のみの患者と比較するために,高リスク腎細胞癌患者における腎摘出の前後のニボルマブの使用を検討した。
方法:患者は無作為にニボルマブ+手術または手術のみを受ける群に割り付けられた。主な指標は無再発生存率であった。
結果:無再発生存率に関して、ニボルマブ群と手術単独群の間に有意差はなかった。ニボルマブ群では、治療に関連したグレード3~4の有害事象が多数認められた。
結論:腎摘出術前後の周術期ニボルマブは、手術のみと比較して、高リスク腎細胞癌患者の無再発生存率を改善しなかった。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(24)00211-0
PMID: 38942046

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